歯周病にならなければ、基本的にはずっと持ちます。そのためには毎日の歯磨き・ケア・定期健診がとても大切です。
インプラントは骨に埋め込む部分はチタンという金属からできていてチタンという素材的な考え方からすると、半永久的と言えます。
歯の部分となる上部構造はセラミックなどでできているので、絶対に虫歯になることはありません。
そういった意味では天然歯より長持ちするということになりますが、歯周病になってしまうと長持ちさせることが難しくなります。
歯周病になってしまうと炎症が起こって、ひどくなると骨が溶けてしまってインプラントを支えることができなくなってしまいます。
中等度以下の歯周病であれば、いわゆる歯周外科手術(フラップオペ)をすれば治ることも多いですが、重度の歯周病になってしまった場合はインプラントを撤去することもあります。
万が一、撤去した場合でも、最新の技術では、再び埋め込みの手術をすることも可能です。
一度撤去し、アゴの骨を増やす手術(GBR法)を併用して再手術をします。ただ、できたら再手術をしなくて済むようにメンテナンスにお越し頂けることをお勧めします。
メンテナンスというとクリニックでの定期健診においでいただくこともそうですが、ご自身による歯磨きなどのメンテナンスも重要です。
手術が終わればそこで終わりではなく、医院と患者さんが協力してメンテナンスしていくということが長く持たせるために大切なポイントになります。
当院でも歯磨き指導などをさせていただきます。
インプラントの10年後の生存率は当院では、追跡可能な症例では98%に及びます。
ただ、メンテナンスにお越し頂ければ15年、20年以上持たせることは十分可能です。
歯周病以外にもインプラントの寿命に関係することがいくつかあります。
・糖尿病(インプラントが骨と結合しにくかったり、歯周病になりやすかったりします。)
・歯ぎしり(強い力がかかり負担が大きくなるため。)
・喫煙(歯周病になりやすかったり、骨に悪い影響があるため。)
インプラントの寿命についてのご質問がある方はお気軽にご相談ください。
無料初診相談ではドクターが診察・CT撮影などを行い、治療方法・期間・費用を詳しくご説明します。何でもご相談ください。