持病・あるいは生活習慣によっては気をつけて頂かなければならない点がいくつかあります。
・日常生活程度でも息切れしてしまう方。
・ペースメーカーを入れている方。
・心筋梗塞、狭心症の既往のある方。
などは、内科の先生に対診を取って手術の可否を検討します。
ただ、最近は麻酔科の先生をインプラントの手術中に呼んでいますので、これらの方でも高い確率でできるようになりました。
糖尿病の方は、血流が悪く、骨とインプラントがくっつきにくい、インプラントとくっついてからかぶせ物をかぶせても歯周病になりやすいなどのことがある為、重度の方の場合はできないことがあります。
ヘモグロビンA1cの値が7以上の方はコントロールをお願いしております。その値が7未満になりますと手術は可能です。
7以上の方は手術の成功率が落ちます。80%くらいに落ちます。2割という割合は少ないと思われる方もおられるかもしれませんが、2割も失敗するとわかってて手術するわけにはいかないのです。
全身の健康の為にも、長生きするためにも、糖尿病は必ず治されて下さいね。
骨粗しょう症は、骨密度が低く骨がもろくなっている状態です。インプラントは顎の骨に埋め込む手術ですので、骨が極度に弱っている場合は残念ながら手術はあきらめざるをえません。
しかし、極端に低下していなければ施術できることも多いです。一度医師に実際に診察してもらって下さい。
内科で重度の骨祖しょう症という診断を受けて、かつ特殊な薬(ビスフォスフォネート)を飲んでおられる方は現状ではできないです。ただ、3カ月程度、お薬を中断して頂くとできる場合が多いですのでご相談下さいね。
骨粗鬆症の方で手術を受けられないケースについてはこちらをご覧ください。→
こちらで、どの程度の手術になるかを診断させて頂き、内科等の担当医に、紹介状を書かせて頂き、インプラントの手術に耐えられるかどうか、慎重に判断させて頂きます。あきらめずに、ご相談くださいね。
ニコチンは摂取すると歯茎の血管が収縮して免疫能が低下します。たばこを吸ってる瞬間は毛細血管の血流が逆流しています。
そのため、ヘビースモーカーの方は歯周病になりやすくなります。インプラントだけでなく、天然の歯もそうです。歯周病になると天然の歯もインプラントも駄目になってしまいます。
また、手術直後からたくさん喫煙されますと、血流を妨げ、骨との結合を阻害します。術前術後は禁煙していただくことが必要ですし、施術後も喫煙を減らしていただくことが望ましいです。
インプラントは定期健診というメンテナンスにお越し頂ければ、かなり長期間持たすことが可能です。むし歯にはなりませんが歯周病にはなります。このメンテナンスでどのくらい持つかが決まります。
@3〜4カ月に一度、お越し頂きます。
Aまず、歯周病の検査をします。
@)検査の結果、以上が無ければ歯のクリーニングとフッ素塗布、そして歯科衛生士が歯磨きのご説明をします。この歯のクリーニングは非常に効果があり、明らかに歯周病になりにくいというデータも出ております。
A)検査の結果、初期や中等度の歯周病が見つかれば、治療します。初期や中等度なら治ります。
B)検査の結果、重症の歯周病が見つかれば、治療はしますが、治らない場合も多いです。ただ定期的に来ておられて重症で見つかることは滅多にありません。
15歳未満の方はまだ顎の骨が成長途上にありますので、骨の成長が終了するまでは行いません。
ただ、実際には最近は治療技術が非常に進んでおります。また当院は世界最先端の治療を行っておりますので、手術可能なケースが多くなっております。
ALL on 4(オールオンフォー)、上顎洞挙上術などを行ったり、骨を増やす処置をしたりすると、大抵の症例で可能です。ご相談ごとはお気軽におっしゃて下さいね。
インプラントができるかどうかわからない方やご質問がある方はお気軽にご相談ください。
無料初診相談ではドクターが診察・CT撮影などを行い、治療方法・期間・費用を詳しくご説明します。何でもご相談ください。